ぬぁーメモ

メガゲンガー好き

なぜぼくはポケモンにハマり、そして強くなれなかったのか

 

 なぜポケモンにハマってしまったのか、なぜジャパンカップ勝てなかったのかについて自分を見つめなおしながら考えてみた。

  

 ポケモンって楽しい?僕は楽しくない。仕様はクソだし、プレイヤーのモラル最悪だし、ダブル界隈は性格の悪い嫌なキモオタクばっかりだし。この感情はポケモンを初めて3か月ほどしてからずっと自分の中にあって、ではなぜポケモンやるの?っていう疑問を抱えながらポケモンをやってきた。最近ポケモンをやっているのは自分の中にある承認欲求なるものが大きな理由の一つではないかと思い始めた。

 

 承認欲求とは、ここでは、他者に自分のことを評価してもらいたい、という気持ち、欲求のことをいう。つまり、ポケモン強い、という評価を得たいがためにずっとポケモンをやっていた、と思うわけだ。

  

 冷静に考えて頭おかしくないか?と思う。孵化作業、準伝説の厳選、パーティー考察、育成……膨大な時間をかけて得られるものは「~さん(しかもHN)は強い」とのツイッター上の評価。それでも僕がずっとポケモンをやっていたのはその先にWCSという舞台があったからだ。したがってシングルやトリプル、他のルールを楽しんでいる人はこのゲームが純粋に好きなんだろうと思う。僕は「シングルのレートが高い、それで?」ってなっちゃう人だから絶対WCSルール以外はやらない。だって別にポケモンが好きで楽しくてやってるわけじゃなかったから。

 

 WCSという舞台、ニコ生で中継みたことあるポケモン勢なら、その舞台への憧れは絶対わかってもらえると思う。「たかがポケモンで世界行ったからどうなの?」っていう言葉では片づけられない輝きがそこにはある。世界の舞台ならではのスタンどうしの読み合い、駆け引き、いわばダブルバトル界隈の明るい面、そこに僕は興味をもち、ダブルバトルに没頭した。ダブルバトル界隈はそのような楽しい面ばかりではないとは知らずに。

 

 僕は昔将棋をやっていた。なかなかの結果を残した。将棋は一つの手に対して多数の有力な選択肢が存在し、さらにその相手の選択に対してもこちらにも多数の有力な選択肢が存在する…というような枝分かれが無数に存在する。将棋ではこの枝分かれのことを変化、という。あらゆる変化を想定して、自分で最善と思う変化を選んでいく。その盤面盤面で相手の手に対応していく。僕はこのことに関してはどんなポケモン勢より優れていて、だからこそある程度の結果は常に残せる。

 

 僕はダブルバトルに勝つためにはこの、変化を読む、そしてどの変化に突入しても対応できるようなプレイング、またはそれが可能な構築を作ることが必要だ、と考えてきた。いわばコンピューターレベル9を目指すようなものだ。そしてこの考えが、いつまでも僕が強くなりきれなかった原因だと今では思っている。

 

 将棋では交代で指すため、相手が悪手をさせばそれに応じてこちらがそれを咎めて一気に優勢にすることができる。したがって、自分が変化を読む際、自分の手に対する相手の最善手を考えて変化を掘り下げていく。しかし将棋という手が広いゲームでは、そこで想定しえない手が存在し、相手に感心し、自分の手を反省し、強くなっていく。したがって感想戦という局後の検討が非常に楽しい。

 ではポケモンはどうか。相手が悪手を指した。でもそれに対して最大限咎めることはできない。同じタイミングで選択するから。また、命中、追加効果というものが仕様として存在するため。TLに「~だったらどうするんだよ!!」とか「ヤンキープレイくそ!!」がこのゲームが続く限り消えることはない。だからこのゲームは、相手がしたいことを読んで、いわばピンポイント気味にじゃんけんを繰り返していった方が強い。特にレート制だから下手は強気にガンガン無理な択を押し付けていけばいい。どっちかというとどれだけ考えられるかという点での頭の良さは関係なくて、ポーカーのようなものなのだろう。だから、僕の、できるだけ多数の変化を想定して、ディスアドを取られないようにジワジワアドを取っていくプレイングは、格下に安定して勝つことしか役に立たなかった。ゲームの本質を、間違えていた。

 

 僕は、雑魚だ。ポケモン上位者とはおそらく相当の実力差が存在している。一年間ORASが発売されてから、一生懸命頭をしぼって構築を組んで、レートに潜って、それでもジャパンカップ抜けることができなかった。なのに3年連続でさらっと抜けることができる人が数人存在している。正直、ジャパンカップ抜けることができた人も、1年だけならマッチ運が良かった、構築がたまたま環境とあっていた、などの可能性が高いけど、いわゆる日本のトッププレイヤー達は連続で抜けている。なんで?「それはぼくが強いから」ーこれほど敗北感を味わったことはない。

 

 なぜ勝てなかったかについては、自分の考え方、ポケモンの勉強方法が間違っていた、というのは一応理由としては出せたものの、じゃあどうやったら強くなれるの?っていうことに対しては、いまだにわからずにいる。スポーツだったら練習すればうまくなるし、勉強だったら模試や定期試験を通してやり方を試行錯誤したら成績なんて伸びる。将棋も同じ。人生を通して、真剣に努力して結果を出せなかったのはおそらくポケモンが初めてだ。上達の仕方がまるでわからない。つかめない。

 

 くやしいけど僕は負け組だ。僕の、もっている才能と能力を最大限生かして、抜けられなかった。だから僕はポケモンに向いていない。ポケモンを構成するもの、3割は頭の回転の速さと安定行動ができること、だとしたら、僕は残りの7割が何かわからないまま、この3割を完璧にすることを延々としていたわけだ。じゃあ残り7割ってなに?ーこれを理解するためにも、今年のWCSプレイヤーからいろいろ見て学んでいけばいいと思う。でも、今のところ燃え尽きたし、向いていないゲームに時間を費やすくらいなら、向いている分野で才能を伸ばしていきたいとは思うので、たぶんポケモン、もう真剣にやることはない。岩雪崩3割なくなったらやるカモネ。

 

おわり